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~ 2代目、3代目経営者様へ ~ 自分の味方作りのススメ

2代目、3代目の経営者候補の皆様へ

SHARES 事務局 (株式会社ココペリ) 2018-02-07

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はじめに

2代目、3代目の経営者候補の皆様へ

・「まだ経営者でもなければ普通の社員でもない。“跡継候補”の時からずーっと、孤独を感じている」
・「先代を支えてきた諸先輩方から色々ご指導頂くことはありがたいが、ずっと同じことを言われ続けて、未だ足並みが揃っていない。」
・「部下の人たちも、上の目の色を伺うので主体的な発言をしてくれない。」
・「生え抜きで育ったので、何が正解かわからない。(他社のやり方と比較できない)」
・「何か新しいことを行おうとしても、うまく先輩方に伝わらず、思うように実行できない。」
・「せっかく自分が事業をつぐなら、もっと楽しく、自分らしく事業を進めたい。」

こんな状態だったりしませんか?

“会社が歩んできた歴史”は偉業でもあるが、足枷でもある

積み上げてきたものが大きければ大きいほど、人は、何かを得ることよりも今あるモノを大事にしようとする本能心理が働きます。これを損失回避性といいます。

例えば、先代である親族の方々が50年間続けてきた企業であれば、その50年という時間で作ってきた今を崩すことは、とてもじゃないけど社内では受け入れられません。かといって、これから変化の多い時代、今までと変わらない

戦略で会社運営を進めてしまう不安もある。このハザマで悩むのが、2代目、3代目だと思います。例えば、国としても、イタリア・ギリシャのように、“歴史を残す”選択をした国の経済は破綻し、比較的歴史を守ることに躊躇しなかった、戦後の日本や近代開拓されたアメリカ、中国などでは経済が発展しています。

“歴史を残す”ことを悪くいっているわけではありません。要は、“歴史に頼り切った”経営をするのでなく、“歴史は大事に、今の時代を生きる”ことをすべきであると考えています。

言っていることはわかるけど・・・じゃあどうしたらいいの?

『自分はこういう会社にしたい』けど、『まわりはこう言っている。』ギャップがある。こんなことがいくつかあるのではないでしょうか?では、そこの自分が成し遂げたい未来と、先輩がこうなってほしいと願うあなたの未来にどこにギャップが生じているのか、深く考えたり、人に相談したことはあるでしょうか?

また、そういった自分へ進言をくれている古参上司の人たちに、『いっていることがわからないからもっと聞かせてくれ』と、具体的に教えを請いに行っているでしょうか?

結局、このような問題は、コミュニケーションを取りながら、一つ一つ、そのギャップを埋めていくほかありません。また、そのギャップを明らかにした上で、キチンと目線を合わせる方向性を打ち出す必要があります。自社に入社する前に他社での労働経験で学んでいれば、いざ知らず、歴史のある中小企業でも、戦略を描くためのフォーマットなどないことが多く、いきなり、自社に就職した場合は、そのような資料作成も、そもそもどうやっていいのかわからないことが多いと思います。

外部の相談できる人を見つけよう

これを解決するためには、フラットに自分の立場を見てもらって、社内の目線を合わせるために何をしなければいけないのかを相談できる人を外部につくることが、全ての解決の第一歩となりえます。これは、同じ立場の友人だったり、尊敬できる先輩だったり、自分の人脈で見つけてもいいと思います。

そういう人が見当たらない場合には、中小企業・ベンチャー企業に特化したコンサルティング会社を使うのも一つの手です。

ただし、研修などでフレームワークを学んだとしても、自社に活用するのには難しい場合も多いので、あくまで、実践の細かい相談に乗ってくれた上で自社に合ったやり方を考えてくれる人に相談してみましょう。

少し、イメージが沸きづらいと思うので、下記に事例を紹介しますね。

コスモス食品様の事例

例えば、弊社のクライアントの食品メーカーであるコスモス食品様は、今までOEMがほとんどだった売上シェアを、自社ブランドの営業シェアを上げていきたいということで、3代目候補の圓井さんにその部署の営業部長を任せています。

圓井さんは他社での労働経験はほぼないですが、社商品の売り上げ業績を上げるべく、日々奮闘しております。自分が思いついたアイデアもやりながら、上司や先輩にいわれたことも実行。

しかし、結局全てやりっぱなしになって、順序立てて戦略的に営業を進めることができていませんでした。そのため、伸びている業界の中でも、他社に置いてけぼりをくらい業績を中々伸ばせずにいました。

そこで、私たちがそこでフラットに、上司の求めていること、その方がやりたいことを整理し、1年間の営業計画を立案、また、その計画を実行するために、何を誰がいつまでにやるのかを、振り分け、現在では足並みをそろえ、営業部全員で戦うことができるようになっています。

結局、社内では、例えば、『時間管理の仕方』『営業戦略の立て方』そんなことを教えてくれる人は皆無で、一つ一つ、ビジネスマンとしてのスキルから、マネージャーとしての、戦略の立て方を覚えていきました。

こんなことってざらですよね?名刺交換の仕方さえ、中小企業においては正しく研修してくれる企業はないと思います。要はベースを知らないのです。このベースを知ることで、このメーカーさんは、昨対150%の売上を今期は記録しています。


最後に・・・「初めから全部できる人はいない」

結局、2代目、3代目の方々は、先輩方の期待を受けて、『自分でやらなきゃ』という気概を持って、仕事をしているのだと思います。でも、必ずしも、すべて自分でやる必要はありません。初めは、わからないこともありますし、自分が受け継いだ時に、メンバーも成長している必要があるため、他のメンバーと一緒に業務を進めていった方が、後々たくさんの味方を作ることにつながります。

そのためにも、まずはベースを知るために、外部の理解ある方に相談して、今の会社を客観的に見てもらうこと、また、「上司の言い分」「自分の言い分」にギャップはあるのか、そして、それを潰して走るために、どのような号令をかければいいのか、を明らかにすべきです。

私は、『人に聞くのも能力』だと思っています。外部の方をうまく使って、他社のいい所を取り入れながら、自社の新しい下地をコツコツと築いていくことが大事なのです。

~監修者情報~
株式会社Pro-D-use
代表取締役 小笠原亮太
https://pro-d-use.jp/