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美しいつえで外に出よう

つえ屋

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店内には、ところ狭しと色とりどりのさまざまなつえが並ぶ。 京都御所にほど近い場所に本店を持つ、つえ専門店「つえ屋」(京都府京都市)。販売アイテムをつえに特化し、ありとあらゆる種類を取りそろえている。9000種類の中から選んだお気に入りのつえをもつことで、外出が楽しくなる毎日を、顧客に提供している。

月商50万から3000万へ
1本5000円ほどのつえから100万円以上する高級品まで、ありとあらゆる種類のつえを取りそろえているつえ専門店「つえ屋」。京都に本店を置く同社には、近所のおばあちゃんから、世界各国の要人まで、世界中からさまざまな人が訪れる。とくに、ショールームも兼ねるつえ屋六角堂前店は予約制。どうしてもこの場所で買いたいという人だけが入店できる仕組みをとっている。「六角堂前店は、つえ屋の店舗の中でも高級品を取り揃えている。こうした店舗にくる人は、人数は少ないが、高額商品を買ってくれる」とつえ屋を立ち上げた坂野寛社長は語る。

現在では、京都府内を中心に、11店舗を構え、月商5000万円近くを叩き出している同社。だが、「立ち上げ当初は、月商50万円ほどしかなかった」と坂野氏は振り返る。

もともと介護機器の販売代理業を行っていた坂野氏。店舗を構え、介護用品を取り揃えて販売しようと考えていた。だが、居抜きで借りた店舗に購入した??を並べて壁に飾り、スポットライトを付けてみたところ、その考えが変わった。美しくライトアップされたつえを見て、「つえ専門店にしよう」とひらめいたのだ。調べてみると、つえのみを販売する専門店は、ありそうでなかった。坂野氏はそこに目をつけたのだ。

つえは、超高齢化社会において、どんどん需要が増えていくアイテムだ。それでいて、ホームセンターや大手量販店のほかには、介護用品店くらいにしか置いていない。介護用品として販売されるつえは地味なものが多く、商品のバリエーションも極端に少なかった。また、つえは、服飾品のように流行り廃りが少ない。「数カ月前のデザインが古くさく感じるということはない」(坂野氏)。さらに、販売代行と違い、自分で価格がつけられる。こうしたことを鑑み、介護用品の販売ではなく、つえのみを販売する専門店にしようと決めたのだ。
現在同社の在庫は約11万本。「世界で一番多いと自負している」と坂野氏は言う
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