3分で読める「現場を変えた社長の一工夫」

ビジネスサミットOnline » 現場を変えた社長のひと工夫 » 個人の成長と会社の成長を一体化

建築・建設・工事 × 強い組織づくり 自分が生涯働きたい会社を自分たちの手で創り出す
個人の成長と会社の成長を一体化

木村工業

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

上下水道のメンテナンス・工事を手掛ける木村工業(東京都大田区)の二代目社長、木村晃一氏は全員経営を理想とし、個人と会社の一体成長を経営理念に掲げて社内改革に着実な歩みを刻んでいる。

知識ゼロで
引き継いだ社長職

 
全従業員が経営に参加し、会社と一体になって成長していくことで、従業員満足を高めようと努める会社がある。東京都や大田区から上下水道のメンテナンス・工事を請け負う木村工業だ。同社は1964年の創業。現社長である木村晃一氏が創業者の父親から経営を引き継いだのは2007年、44歳のときだった。

当時を振り返って、木村氏は「改革が必要だとは感じていたが、どうすればいいのかが分からなかった」と語る。というのも、木村氏はそれまで同社で作業現場の第一線に立って会社を牽引してはいたものの、経営は父親が担っていたため、まったく関わっていなかったのだ。そのため、事業継承した際も、経営についてのノウハウをもたずにいた。

しかし、事業継承をしたばかりの木村氏に、迷っている時間はなかった。当時、それまで受けていた公共工事は減少の一途をたどり、売り上げが急速に減ってしまっていた。そのため、利益は出ているのに返済の負担が大きくのしかかってきていたのだ。「黒字倒産の危機だった」(木村氏)。

その危機を乗り越えようと、木村氏はまず土地を売却し、資金面での重しを外した。そして、「事業の軸足を変える」と社内に宣言した。これまで事業の中心となっていた工事案件は、まとまった金額にはなるものの、利益率は低い。それよりも、キャッシュに困らず利益率が高いメンテナンス案件を事業の中心に据えることに決めたのだ。

ところが、ここで壁にぶつかった。社内から不安の声が上がり、反発する者が現れたのだ。「父とは違う考え、やり方をどうすれば理解してもらえるのか。かなり悩んだ」と、木村氏は打ち明ける。そこで取り組んだのは、新たな経営理念の策定だった。







木村工業は、東京都や大田区から上下水道のメンテナンス・工事を請け負っている


 
これより先は会員の方のみお読みいただけます。 ログインして続きを読む

記事の絞込

■業種
■カテゴリー

業種

カテゴリー