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幸せを提供する場

リュミエール

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15時過ぎには店内にある商品の多くが売り切れる日もあるという人気のケーキ店、キャトルエピス(静岡県静岡市)。 運営するのは、藁科雅喜社長率いるリュミエールという会社だ。「自分が楽しいと思うことをやる」と語る藁科氏は、ケーキづくりのノウハウだけでなく、仕事にやりがいや楽しさを見いだす職人をたち生み出そうとしている。

楽しければ人は来る

長いショーケースに、フルーツをふんだんに使った色とりどりのケーキやシュークリーム。棚にはクッキーなどが並び、甘い匂いが店内に漂う。カフェスペースも併設されており、その場でお菓子とお茶が楽しめるーー。そんな幸せな時間を提供する店『キャトルエピス』。藁科雅喜社長が、自分の店を出そうと運営会社リュミエールを立ち上げたのは、2001年のことだ。
 ところが、「最初は店に人が来なくて苦労した」と藁科氏は振り返る。以前勤務していたケーキ店では、人が多く集まる場所を選び出店していた。だが、藁科氏が選んだのは、地元である静岡県富士宮市の商店街。休日でも人通りは少なく、知らない店にフラッと立ち寄る人はいなかったのだ。
 どうすれば人が来てくれるのかーー。悩んでいるとき、知り合いから「人が来ないのは、あなたの店がお客さまに喜んでもらえていないからじゃないのか」と言われた。さらに、「人を喜ばすにもさまざまなやり方がある」とアドバイスを受けた。
 たとえば、遠方から来た友人を喜ばそうと思えば、おいしい食べ物を出したり、地元のお気に入りの店に連れて行ったりする。「道中の車の中で相手が好きな音楽をかけるのも、喜んでもらえることの一つ」(藁科氏)。そう考えると、人を楽しませる方法はたくさんある。藁科氏は「まず売り上げありき」ではなく、「喜んでもらえる店」を追求。店でさまざまなイベントの開催を始めた。
 苔玉づくり、うちわづくり教室など、お菓子にこだわらず、さまざまな人が楽しめるイベントを次々と考え実施。次第に、イベント内容に興味を持った人たちが、連れ立って同店を訪れるようになった。


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