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製造 × イノベーションによる成長 経営者塾の受講者が語る
将来への明確なビジョンを掲げ仲間と共に成長する

PLABOTEC/プラボテック

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プラボテックは、コンピューターや機械加工ではできない、曲げ加工、溶接などを駆使したプラスチック加工製品や、部品の制作を得意としています。お客様のアイデアを図面に起こし、3Dプリンター、レーザー加工、その他機械加工と手加工を組み合わせたハイブリッド加工で、作業効率の向上やコストダウンが図れる製品や部品づくりの提案、開発、製作をしています。

私は会社員時代から、長年にわたり製造業、加工業に携わった経験を活かして、独立をしたいと考え、2007年末ごろより、準備をしていました。しかし翌年リーマンショックが起き、景気はどん底に。最終的に13年に独立しました。ようやく不景気から脱却したころで、設備投資の借金もできず、最低限必要な図面を書くパソコン、板を切る機械、穴を開ける機械を購入し、材料を温める電気炉は、業者に頼むと300万円するところを、材料費10万円で自作しました。

勉強会やセミナー参加で、ネットワークが広がった

きのくにサクセスクラブ若手経営者の会には、独立後、きのくに信用金庫さんから声を掛けていただき、自分自身のネットワークを広げるため、経営者としてレベルアップするために参加しました。もともと勉強会やセミナーには積極的に参加するタイプでした。

なぜなら、自分では思いもよらなかった発見や、出会いがあることもあるからです。種をまけば、必ずどこかで刈ることができます。展示会も、できるだけ商談につながりそうなところを選んでいますが、参加してみないとわからないこともあるので、まずは動くことが大事だと思っています。

実際、勉強会に参加し異業種の方と話すことで、様々なアイデアが生まれ、仕事の相談を受けることも増えました。そして経営者塾に参加したことで、経営者として新たなチャレンジをし続けることの重要さに気づき、自社ブランドの製品を開発しようと決意しました。

独立当初より、プラスチックの加工を中心として、常に新たな仕事の依頼をいただき、事業はある程度順調でしたが、試作品や試作部品が多いので、安定した収益基盤ではありません。また、従業員を採用しようとしたことも、自社製品の開発のきっかけになりました。

弊社の仕事は、お客様の発注一つひとつに対して、図面の仕様書通りものをつくることです。同じ形状の依頼はほとんどありません。やったことがないものでも、創意工夫で制作する技術を身につけるには、同じ作業を何回も繰り返すことが大事です。そこで、自社製品をつくり、同じ作業で経験を積むことで、従業員のスキルアップにつながると考えました。

人と人がつながるなかで新しいアイデアが生まれた

「ペット用ケージの開発を考えては」と最初に提案くださったのは海南商工会議所の方ですが、この製品は多くの方との縁から生まれ、大きく育てていただきました。和歌山県の創業セミナーに私がパネリストとして出たことが縁で、ペットショップガリバーのオーナーと意気投合。同社の助言を得て試作品を完成させ、ペットショップとペットカフェで約1年試用していただき実績をつくりました。

ちょうど同じ頃、知り合ったウォーターサーバー工場の関係者からは殺菌効果のある微酸性電解水スプレーの商品化を打診されました。介護や食品、畜産分野、ペットなど幅広い分野で展開できると考えており、当社を含む5社で、開発・販売する合同会社を設立しています。また、ペット用ケージの開発や設備投資のために、ものづくり補助金も利用しました。






















「補助金の申請書作成が苦手」という声も聞きますが、申請書を書くプロセスで、自分の計画をなんとか実現したいという熱意が高まります。よろず支援拠点や和歌山県中小企業団体中央会の方からも丁寧な指導をいただき、近く補助金が下りる予定です。

ペット用ケージは、まずは大手が入らない小さい市場から経験を積むといいと、ペットショップの人にアドバイスを受け、モモンガ用ケージをつくりました。いま展示会などに積極的に出品しています。モモンガ向けの市場は年間10数億円程度。猫向けの市場は500億円とも言われるので、まずはモモンガ向け市場で当社のブランドを定着させるのが目標です。

私自身、ものをつくるのは得意で研究も好きですが、商品を売るとなると、まったく違う感覚で頭を使います。どうやってペット用ケージの売り上げを伸ばすかが一番の課題です。自分一人だけでは、事業を成功させることは大変です。しかし、起業をし、他人に協力を仰ぐには、自分が何をやりたいか将来へのビジョンをはっきりさせ、それに対して一所懸命に取り組むことが必要だと、身をもって感じました。今後も仲間を大切にし、夢の実現に向けてたゆまぬ努力をしていきたいと思っています。

 PLABOTEC/プラボテック
 代表 山本芳生氏
 1966年和歌山県生まれ。
 高校卒業後、市川プラスチック工業に入社。
 長年、プラスチック製造業、加工業の会社で、
 機械加工・手加工の技術を習得し、
 2013年プラボテック設立。
 プラスチック加工の請負から自社商品開発まで
 取り組んでいる。


 Company Profile
 PLABOTEC/プラボテック
 住所 和歌山県海南市阪井1538
 創業 2013年
 従業員数 2名
 https://plabotec.jimdo.com/

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