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建築・建設・工事 × 後継者による事業革新 経営者塾の受講者が語る
不動産業からホテル事業まで幅広く 「居心地のよい空間」を提供してゆく

株式会社フクダ不動産

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弊社はサラリーマンをしていた父が、不動産仲介事業会社として1982年に奈良で創業しました。不動産業の経験がなくゼロからのスタートでしたが、不動産ディベロッパーとして、賃貸住宅テナント事業、住宅開発流通事業、建築設計施工事業、不動産管理事業、ホテル飲食事業などと、事業を拡大してきました。現在は、国内だけでなく、香港、台湾、シンガポールなど海外の投資目的のお客様にも、近畿エリアのマンションを紹介しています。

不動産仲介業から創業し次々と事業を拡大

私は大学卒業後、そのまま弊社に入社しました。「大学卒業までは親が子の面倒を見る」という父の方針で、学生時代はアルバイトしたこともなく、小遣いも欲しいときに必要なだけもらうという生活でした。そのため、学生時代は「社会に出て働いてお金を稼ぎたい」という意欲はなく、会社を継ぐという意識もありませんでした。

しかし大学での経営学の勉強が好きだったので、在学中に不動産関係の資格を取得。卒業後は就職せずに会計学院で勉強を続けたいと考えていました。ところが、父に「大学卒業後は一切お金を出さない」と言われ、仕方なく入社することに。初任給は20万円。家に食費などを入れると、自由に使える残りは月5万円。自分でお金を稼ぐ大変さを初めて実感しました。

入社後様々な業務を経験し少しずつ事業承継を意識

1年目の仕事は賃貸業務・仲介業務で接客がメインでしたが、最初はなかなか会話が続かず、接客に苦手意識がありました。お客様に質問されても経験が浅いため答えられず、本を読むなどして勉強しました。

その後、新築戸建てや注文住宅の営業、新築マンションの販売、商品企画・販売促進など、入社後4年間で様々な仕事を経験しました。それらの仕事で「フクダ不動産なら有名だから安心」とお客様に言われることも多く、父が大きくした会社を父の代で終わらせたくないと感じ、事業承継を意識するようになりました。

とはいえ、具体的に何をすればよいのか。後継者としての役割について悩んでいた入社5年目、大和信用金庫さんに声をかけてもらい、YBC若手経営塾に参加しました。塾生仲間に二代目同士のつながりもできて「自分も頑張らないといけない」と、大きな刺激を受けました。










成長を続けるために「数値に強い会社」を目指す

若手経営塾で特に印象に残ったのは「成長している会社の共通点は、数値に強いこと」と知ったことです。会計を学ぶことで、資金繰りを強く意識するようになりました。いろいろな数字を比較すると、強いのはやはり固定資産を持っている会社です。

フロー型ビジネスであるマンションの分譲で得られるのは単発的な収入にすぎません。一時的に儲かっても、マンションを建てる土地が買えなければ、来々期の収入はありません。不動産業は、景気によっても大きく売り上げが左右されます。不動産の売買だけでなく、駅前のマンションを中心にプロジェクトを組み、収益物件で安定収入を得るストック型ビジネスを父に提案。入社6年目にはマンション用地の仕入れの他に、収益ビルの仕入れを任されるようになりました。

さらに自社の数字を見ていくと、広告費がかさんでいることに気が付きました。そこで社内でチラシやネット広告を作成し、広告費用を20%削減しました。他方、分譲マンションのポイントとなるキッチンや浴室などの内装設備にはお金をかけています。他の大手不動産会社では、仲介料3%が販売価格に含まれますが、弊社は企画から建築、販売までをワンストップで手掛けるので、そのような費用が必要ありません。ワンランク上の快適な空間作りをすることで、他社に差をつけることができ、お客様にも喜ばれています。











マンション建設・分譲を海外でも手掛けるのが目標

2016年には大阪に初進出し、24階建てのタワーマンションの企画・建設・販売を手掛けました。そして17年には、新規事業としてピアッツァホテル奈良を開業しました。安定収入の一つの柱になればと考えていますが、稼働率を90%に近付けるのが当面の課題です。

19年2月より、新たに大阪で30階建てのタワーマンションの企画・建設・販売を手がけています。二代目というと、社内で孤立したり、先代と対立したりしがちと聞きますが、私の場合入社当初から、設計・施工・営業など、それぞれの専門の異なる若手4人のチームでプロジェクトに取り組み、何でも話せる仲間として一緒に成長してきました。

父も「失敗するかもしれないが、一人で大きな仕事に挑戦することで成長する」という考えから、何もわからなかった自分の意見も聞き入れてくれたので、とても感謝しています。入社して10年が経ちましたが、今では父が会社に抱くビジョンを理解しつつ、そこに自分なりの会社の将来像を重ねられるようになりました。

最近では、海外とのビジネスも増えてきました。将来は、海外でマンションを建設分譲するという大きな夢を持ち、語学を勉強しています。今後も社長の右腕となれるよう、自分の得意分野をより深く学んでいきたいと考えています。


 株式会社フクダ不動産
 営業部部長 福田星司氏
 (写真右 左は社員の山岡氏)

 1986年奈良県生まれ。大学卒業後、2009年株式会社フクダ不動産入社。賃貸業務・
仲介業務から商品企画・販売促進、マンション用地仕入、収益ビル仕入など多岐の
業務に携わる。総合生活提案企業として、駅前を中心としたプロジェクト開発を担当。



Company Profile
株式会社フクダ不動産
住所 奈良県橿原市内膳町5-3-31
TEL 0744-24-2155
創業 1982年
設立 1990年
資本金 2億500万円(グループ計)
売上高 47億5874万円(2017年6月)
従業員数 ​140名(2018年1月時点)

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