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製造 × 後継者による事業革新 経営者塾の受講者が語る
「食」を柱に、ヒューマン ライフカンパニーを目指す

株式会社河北食品

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弊社は昭和24年に創立しました。企業向けの弁当の提供からスタートし、昭和54年に法人設立。現在は、企業向け給食弁当、高齢者向けの弁当の調理配膳や仕出し業務、幼稚園給食やお弁当の提供、公立小学校や中学校の給食受注業務を行い、各給食施設に弊社のスタッフが入って給食を提供する委託事業もしています・・・

HACCP認証を機に行政とも取引

弊社は昭和24年に創立しました。企業向けの弁当の提供からスタートし、昭和54年に法人設立。現在は、企業向け給食弁当、高齢者向けの弁当の調理配膳や仕出し業務、幼稚園給食やお弁当の提供、公立小学校や中学校の給食受注業務を行い、各給食施設に弊社のスタッフが入って給食を提供する委託事業もしています。

また、関連会社の株式会社かほくでは、高校の学食の運営や、各種養護施設や教育機関、企業の社員食堂運営をしています。幼稚園から高齢者まで、幅広く食に携わる業務を提供し、全社で1日に1万4000食を製造しています。幼稚園で給食が増えつつあるなか、安心安全で清潔をアピールできる工場を建てたいという思いが強くなり、2010年に新工場を設立。社団法人日本弁当サービス協会より、和歌山県では初めて、全国で25社目のHACCP(ハサップ)認証を受けました。HACCPとは食品衛生管理の手法で、国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から認証されるものです。安心の証であるHACCP認証をきっかけに、行政との取引が増えてきました。

当時、大阪府の橋下知事が、中学校で選択制給食を導入し、全国的に給食を導入する流れとなり、和歌山市でも選択制給食が始まることになりました。給食業者のなかで当社がHACCPを持っていることから、行政より入札の声がかかりました。当社が製造する弁当を提供するほか、最近は行政が給食センターを建設し、当社が運営するというパターンも増えています。

HACCPのノウハウで工場を運営していることや、万が一給食センターでトラブルがあった場合、ご飯が炊けないとか、副食が作れないという時も、本社工場で急遽作って宅配できるというバックアップ体制が、他の大手同業他社にない強みです。

現在、幼稚園には弁当で納品していますが、今後、認定こども園が広がっていくと、現地で調理するケースが増えていきます。その場合も、弊社が蓄積した調理ノウハウで、低額で給食が続けられるよう、常に3年先、5年先のことを考えて、積極的に給食方法を提案しています。

幼児向けから高齢者向けまで、
味の好みや栄養を配慮した、
さまざまな給食が製造される
















経営者塾で学ぶことができた事業計画作成と5S活動の徹底

きのくにサクセスクラブ若手経営者育成講座に参加したのは、将来に向けて、経営理念や、事業計画について作成する必要性を感じていた時に、きのくに信用金庫の田端支店長からお誘いがあったのがきっかけでした。経営者塾に参加して、受講生のみなさんが、「思想」や「こだわり」を持っているのに感銘を受けました。特に印象に残ったのは、従業員に対して「傾聴する、話しかける、褒める」という話です。

経営者の考えは従業員に伝わりにくいという話を聞いてから、事業計画を作り、社員と共有し、月1回社員会を開くことにしました。会社の考えや今後の展望を話し、従業員がどういう思いで仕事をしているのかを聞くようにしたのです。他にも特に徹底するようになったのは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」を改善する5S活動の取り組みです。本当に成果が出るのかと最初は疑問の声もありましたが、社員全員を集め、全社で5S活動をやろうという雰囲気作りをしました。その結果、去年1年間で水道光熱費が280万円削減し、17年も10月までで、さらに100万円削減しています。

作業の見直しでも、「これを見直せば1日300円削減できる」「今月は7件改善案が出て、5万円削減が可能」というように、具体的な数字を出し、社員全体でムダを省いて利益を生み出そうと意見を出し合い、それを実行に移すようになりました。さらに5S改善活動で貢献した社員やチームは社員会で「社長賞」を授与・表彰し、賞与の面でも反映しており、それが励みになっているようです。

経営者塾に参加したことで、事業計画の作り方を学ぶこともできました。当初は、「机に座って計画を作っていても売上はアップしない」という反応でしたが、計画を作成し、実践しながら修正を続けることで実績もでき、会社の将来像がイメージできるようになりました。

また、経営者同士の「仲間」ができ、今でも定期的に会って情報交換をしています。そのなかには新たに商売を始めることになった仲間もいます。田端支店長からのお誘いから様々な「出会い」と「学び」を得ることができ、感謝しています。

10年後、労働人口が減り、仕事の種類も減ると言われています。行政も民間委託が進み、給食やビル清掃、ビル内のコンビニ運営など、全部まとめて委託できる業者が便利だという流れが出来つつあります。将来、給食だけでは仕事が受注できない状況が来ることが予想されます。

そこで、当社が現在外注している分野を内製して事業化することを考えています。給食だけでなく、清掃やビルのメンテナンス、セキュリティメンテナンスなど、周辺事業を視野に入れ「ヒューマンライフカンパニー」を目指しています。

経営者として、自分自身がしっかりと夢を持つこと。その夢を自分自身の右腕と共有し、事業計画へと落とし込み、さらにそれを社員と共有することの大切さを経営者塾で学ぶことができたのは、大きな収穫でした。


株式会社河北食品
専務取締役 田中秀和氏
昭和45年生まれ、和歌山県出身。東洋大学経営学部卒業後、JAVAGROUP入社。
神戸で7年間を過ごす。2001年株式会社河北食品入社。
2013年福祉部代表、2015年専務取締役・
2016年株式会社かほく代表取締役就任。









CompanyProfile
住所 和歌山市栄谷184番1
TEL 073-454-0223
創立 昭和24年
設立 昭和54年
資本金 1900万円
売上高 10億5000万円(グループ全体)
従業員数 300名(うち管理栄養士3名、栄養士10名、調理士18名)
www.kahoku-w.com/

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